2018年4月21日土曜日

続・こんなかんじ

うちの近くにあるおうちの藤棚がとても綺麗です。
京都というか、この辺りのおうちの庭の作り方、
今まで住んでいた場所とは全く違って面白い。
今はイングリッシュガーデンのような庭や玄関が多く、
どれも同じような建売の住宅みたいに、
どこも同じような手入れが楽でおしゃれっぽい植木を植えてますが
この辺りはみんな個性的!
そして、うっそうとする低木との付き合いが上手。
雑草も上手に取り入れた庭づくりに関心します。
それがまた、格子戸とよく合う!


この日は龍安寺の近くに住む知り合いのお家に自転車で遊びに行きました。
通り道に、茅葺の家があってパチリ。
あとで知り合いに聞いたら、ビルゲイツが買って、いじって売ったおうちだそうです。
帰りにのぞいてみたけど、どこからも中はのぞけませんでした(笑)


この奥にあるのが、嵐電の鳴滝駅です。
今時、この風情・・京都のいいんだか、悪いんだかな部分。
今にも屋根が落ちてきそうな、さびれた駅前アーケードには
今風の若者の活動場みたいのが入ってたり。よくわからん。


嵯峨は造園業が多いみたいで、
自転車で走っているとあちこちにこんな景色が。
苗木がいっぱい並んでいたり、広いお庭のような空間だったり。


広沢池。


このあたりの景観保護地区は本当にステキです。
映画やお話の中の景色のよう。


そして京都に住んで思うのは、あちこちに隙があります。
今の時代、みんないかに無駄なく、要領よく、きっちりするか
なことが重視されがちですが、ここでは無駄がいっぱいあって
それが気持ちの余裕でもあり、でもその無駄が悪く作用している場所もあり、
一長一短ですが、その違いが面白いです。
都会では絶対つぶれそうな店が営業できていたり
こんな場所を空き地にするんだって場所に、がらくたが置かれていたり。
そんな文化のひとつでもある、野菜売り場。
住宅街の狭い路地、観光地、いろんなところで目にします。
売り方も昭和でしょ?


隙の話をしましたが、今の世の中、アリエッティや座敷童子なんて
絶対いないと断言できるほど家にも、家の周りの通りにも
隙がなく、きっちりされていますが
京都は心霊話を信じてしまう、暗闇の恐怖というか
何かいそうな空気、隙があるんです。
そしてそこに妖精や神様もいそうな、
なんとも言えない空気感があります。それがどこからくるのか不思議。

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