2019年2月15日金曜日

銀閣寺

銀閣寺の作業のお手伝いに行きました。
銀閣寺は校外学習とかで行ったことあるかもしれないけど
興味なしで行くと全く記憶になく。。
拝観コースからは遠かったり、あまり見えない場所の竹垣をプラスチックに変えての作業でしたが、
歴史や伝統を大事にするお寺や神社が本当の竹を使わなくなってきている
というの現実は、残念というしかない。
管理が楽でコストがかからないということで、嵐山でもプラスチックの竹垣をよく目にしますが、
竹垣の良さは、その経年劣化の趣も楽しむところにあって、
自然との調和や自然に還る素材という意味でも、
便利より、お金より、竹を選んでほしい!


はじっこから男結びをしていきます。


長い道のり、やっと終わりへ!
上の部分の結びは職人さんが。


作業が早めに終わったので、銀閣寺の中を歩かせてもらいました。
向月台。月を観賞するために作られたとか、月の光を反射させて本堂を照らすために作られたなど諸説ありますが、
昔の人の考えることは、粋ですねー。
反射する明るい色の砂を敷き詰めて、月夜を明るくしようだなんて。


格子戸も素敵。



この竹の手すりを止めている竹は、裏に切り目をつけて曲げるそうです。


ここが伝説の井戸のある作業した場所。
奥で異色をはなった竹垣がプラスチック竹垣です。


かなり傾斜がきつく、苔むすコケの美しいお庭なので
転びそうになりながらの作業でしたが、楽しかった。

銀閣の屋根は柿葺(こけらぶき)で、さわらの薄い板を竹の杭で止めて作っているそうです。
釘も使わず、すべて自然に還る素材。憧れです。


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